書きだめ。書き溜まり。

読書と筋トレをしながら考えてみた

『独学の技法』山口周_0001

まだまだ、書き方を模索中。
誰かに見せる様な内容には出来ていないが、ひとまず、このまま。

○8
現在のように変化の激しい時代であれば、インプットされた知識の多くが極めて短い期間で陳腐化し、効用を失うことを前提にして独学のシステムを組む必要があります。
 
○33〜34
①戦略
どのようなテーマについて知的戦闘力を高めようとしているのか、その方向性を考えること
②インプット
戦略の方向性に基づいて、本やその他の情報ソースから情報をインプットすること
③抽象化・構造化
インプットした知識を抽象化したり、他のものと結びつけたりすることで、自分なりのユニークな示唆・洞察・気づきを生み出すこと
④ストック
獲得した知識と、抽象化・構造化によって得られた示唆や洞察をセットとして保存し、必要に応じて引き出せるように整理しておくこ
 
▼36
「子曰わく、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し」論語
 
○41
世間には「知らないと恥をかく」といった枕詞で人の焦燥感を煽り、自分の知ってる情報をさも価値あるもののように見せて売りつけようとする人で溢れていますが、他の多くの人が知っている情報というのは、知的戦闘力の向上という観点からすれば1ミリの価値もありません。なぜなら、そのような情報は差別化の源泉にならないからです。
 
○82
ーしかし、ではそのような主張をいざしようというとき、過去のインプットをどれくらい正確に表現できるかで、説得力が大きく変わってしまうのです。
 
○142
情報には価値がある、と考えられがちなのは、恐らく情報処理におけるボトルネックが「情報の量」時代の名残なのでしょう。しかし現在では、情報処理のボトルネックは、「情報の中」から「情報処理のキャパシティ」に移ってきている。だからこそ、いわゆる「ビックデータ」が問題になるわけです。
 
○159
細かい要素は捨ててしまい、本質的なメカニズムだけ抽出する。これが抽象化です。
−事実
ルネサンス期において生み出された傑作の多くは、行政組織ではなく、パトロンがスポンサーとなっていたケースが多い
−抽象化
歴史に残るような偉大な作品を作るには、合議よりも審美眼を持った単独者による意思決定が必要?
 
○197 アンダーラインは「事実」「示唆」「行動」に引く
①あとで参照することになりそうな興味深い「事実」
②興味深い事実から得られる「洞察」や「示唆」
③洞察や示唆から得られる「行動」の指針
 
○204
初読:気になったところに、とりあえずアンダーラインを引く
再読:アンダラインを中心に読んでやっぱり面白い、重要と思われる箇所に付箋を貼る
三読:付箋を貼った箇所を読んで、後々参照しそうな箇所を選り抜いて転機する
 
○249 歴史
ここで「歴史を知っている」というのが重要なポイントになってきます。なぜかというと、歴史が弁証法的に「発展的原点回帰」を繰り返して発展していくというとき、歴史を知らなければ、どのような「原点」へと回帰していくのかがまったくわからないから、予測できないのです。
らせん状に「発展的原点回帰」を繰り返しながら変化していく社会において、どの様な「原点」に復活してくるのかを予測できるようになる。これが歴史を学ぶことの『とても大きな意味と言えます。
 
○251 経済学
1つは、「経済学」が研究対象とする「経済」や「市場」が、ビジネスいうゲームの基本ルールを規定しているということです。ー『競争の戦略』というー2つ目のポイントは、「価値」という概念の本質について洞察を得られるということです。
 
○294 宗教
人間をシステムとして考えた場合、心理学が人間という情報処理システムのプロセッサーについて、生来的に持っているバグやエラーを研究する学問だとすれば、宗教というのは同じシステムのOSについて理解することを助けてくれる学問だと言ってもいいでしょう。