一冊1000円だとすると、1000冊で…100万円!?
僕の周りで流行っている【〇〇回やってみる】という企画。
その、頭脳分野へのアプローチとして、始めた【本1000冊読んでみる】だが、初っ端気づいてしまったことがある。
そう。必要経費が結構な値段かかるのでは!?ということ。
肉体分野で僕が始めた【アブローラー1万回やってみる】は、1000円程度の腹筋マシーン(アブローラー)を単に1万回コロコロするだけなので、途中で壊れなければ、初期投資の1000円で達成することが出来る。
しかし、今回始めてしまった【本1000冊読んでみる】は、単純にすべて購入したとして1冊1000円だとして、10冊で1万円、100冊で10万円、1000冊で…100万円!?ってなことになる。
図書館や古本を利用すれば、そんなことにはならないだろうということは容易に想像がつくが、いずれにせよ今回のチャレンジには、金銭面でもある程度考えて対応する必要があるなと。
ということで、一旦、比較的金銭がかけずに達成する方法を考えてみようと思う。
『転職の思考法』北野唯我_0003
僕は派遣社員という、常に「転職(派遣先が変わるだけだが)」と隣り合わせの環境にいながら、今まで、『いかに時給をあげるか』しか考えてこなかった。お陰で、当初の1.5倍程度の時給にはなったが、それだけ。そして、これ以上になったとしても、2倍までがいいところかと考えている。
そこで、改めて「転職」の基準を考え直そうと考えて手に取った「転職の思考法」。
とても良かった。そして、僕はいままで「思考していなかった」という事が判明した。
言っていることは、「マーケットバリューを作れ」つまり、【社会における、仕事人としての自分の価値を作れ】って事で、そのためには【これから伸びる業界】で、【自分が意識せずとも出来る強みを伸ばすように】仕事を選んでいけという事かと。
確かにと深い納得。それに、自分がつまづいている点も明確になった。
よく、「好きなことをやれ」とか「お前は何をしたいのか」なんて聞かれるが、そんな物なかった。大体、そんな物あったらそうしている。今回この本ではそれに対して、明確に【TODO型(これがしたい!というものがある1%の人)】と【TOBE型(こうありたいと考える大多数の人)】の解説があったが、まさしくそこが、僕のつまづいている点だった。つまり、「やりたい事」を探すが見つからず、じゃぁ何でもいいや。と、「こうありたい」をすっ飛ばして考えていたと。
僕の場合は「こうありたい」が主軸で、ありたい姿でいる事で、もしかしたら道すがら「やりたい事」が見つかるかも知れないという考えが向いているようだ。そして、「やりたい事」が見つかった時にいつでも跳びつけるように、自分のマーケットバリューを高める必要がある。
思考法はインストールしたので、実践しようか。この本では、他にも転職を考える際に躓く点に対しての対策および、考え方が書かれているが、ストーリーを通して、時系列的に整理されているため理解しやすい。
転職を考えていなくても、「マーケットバリューを高めて、いつでも転職が出来る状態を作っておくこと」は今の会社での働き方を変える要因になるので、この本で思考法だけでもインストールしておく事をお勧めする。
https://www.amazon.co.jp/このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む-転職の思考法-北野-唯我-ebook/dp/B07DCLSV6H/ref=mp_s_a_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&qid=1536272381&sr=8-1&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=転職の思考法
『人生の勝算』前田裕二_0002
○黄色のハイライト | 位置: 91
この本を通じて伝えたいことは、大きく三つです。絆の大切さ、努力の大切さ、そして、人生という壮大な航海において「コンパス」を持つことの大切さ、です。
○黄色のハイライト | 位置: 221
この、通りかかった人が素通りできないような、つっこみどころを自分の中にどれだけ作れるか。その発送が功を奏しました。
○黄色のハイライト | 位置: 271
コミュニティの成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力の絶対量
○黄色のハイライト | 位置: 558
つまり、特別な才能やルックスがなくても、努力と工夫次第で、ファンを作ることができるのです。その代わり、本当に努力する熱量がない場合や、ファンへの思いやりの心がない場合などは、噓は、そのまま伝わってしまいます。偽りなく、真にやる気と思いやりがある人が勝つ。
○黄色のハイライト | 位置: 578
テレビがつまらないとよく言われますが、テレビ番組は、高級レストランほどの圧倒的な完成度を持たないにもかかわらず、スナックのような身近さもない。人々が、リアリティと共感に溢れるスナックのようなコンテンツを求め始めている中で、中途半端に編集されたコンテンツを作っても、人が感情移入しないことは自明
○黄色のハイライト | 位置: 638
演者が、全力で情熱をかけてパフォーマンスをする。そこで、誰かの心が動く。感動を受けた人が、感動を与えた人に対して、直接感謝を表現できる。これは、新しいようで、実は古くから日本の伝統芸能にも取り入れられていた手法
○黄色のハイライト | 位置: 797
宇田川さんと出会って以来、僕はとにかく、無条件で相手を好きになることを心がけています。
○黄色のハイライト | 位置: 799
もちろん、たくさんの人に会うので、正直相性が良くないとか、苦手なタイプの人もいました。証券会社時代に、そういった人に電話するときは、相手の名前を「好きだ! 好きだ!」と心の中で100回ぐらい唱えてから、電話します。ある種の自己暗示のようなものだったのかもしれません。
○黄色のハイライト | 位置: 968
逆に言うと能力面でのアピールは、みんな必死にやります。実務とはちょっと違う、人当たりのセンスに長けているということは、組織の中で大きな差別化になり得ます。
○黄色のハイライト | 位置: 972
仕事の基本は、思いやり
○黄色のハイライト | 位置: 1,072
ある非現実的なニュースが飛び込んできました。僕にギターを譲ってくれた親戚のお兄ちゃんの信じられない訃報が届きました。そのお兄ちゃんは、大学時代に一緒にバンド活動をやっていたほどに、近しい人でした。そこで、急に「死ぬこと」が身近な問題として突きつけられました。1年後、1ヶ月後、もしかしたら明日、自分は消えてなくなってしまうかもしれない。 そんな状況で今、自分は世の中に代替不可能な価値を残せているのか、と考えるようになりました。
○黄色のハイライト | 位置: 1,127
モチベーションが高まらない人の多くは、見極めが甘い。自分という大きな航海に出ているのに、方角を示すコンパスを持っていない。自分の進むべき道を定めていないから、途中でどこに向かっているのかわからなくなり、広い海の上で途方にくれます。そうなったら、一旦陸に戻ってでも、自分自身のコンパスを得るのが、結局遠回りに見えてベストだと思います。
○黄色のハイライト | 位置: 1,220
最も不幸なことは、価値観という自分の船の指針、コンパスを持っていないということ。そして、持たぬが故に、隣の芝生が青く見えてしまうことです。
○黄色のハイライト | 位置: 1,595
しかし、どこかで労働集約性の壁を越えなくてはならない。そのためにも演者の数がオーガニックに広がる仕組みが必要でした。
○黄色のハイライト | 位置: 1,677
人が日常的に使うデバイスが変遷する中で、その流れをうまくとらえられないソフトは、廃れゆく。これは、いつの時代も変わらぬ黄金則だと思います。
○黄色のハイライト | 位置: 1,840
このときに、気付かされました。「社長は孤独である」というのは、きっと、自分が作り出した虚像なのであろう。身の回りで起こる現象はすべて、自分に責任がある。思考は強く思うほど現実になる。社長は孤独と思えば、本当に周りもそう接するし、一方で、孤独と思わずみんなに対して絶対的な愛情を持って接すれば、きっと我がチームは、自分にとっても、みんなにとっても、かけがえのない、代替不可能な温かい居場所になる。
○黄色のハイライト | 位置: 1,844
辞めそうになっていたメンバーに、僕はストレートに言いました。「何があっても、一緒にやりたい。仮に僕らの船が沈んで、今度は仮に農業ビジネスをやらなきゃいけなくなったとしても、一緒がいい」これは、深く深く自分の内面と向き合った結果の、本心から出てきた言葉であり、僕が彼に対して表現できる、最大限の愛情でした。
『独学の技法』山口周_0001
なぜ、1000冊読むのか
なぜ、1000冊読もうということになったかと言うと、大した理由はない。
ある動画に触発されて、僕もなにか積み重ねて出来ることをやろうって思って、そこから何をやろう?を考えた結果【本1000冊読んでみる】ってなった。
■きっかけはこの動画
もう完全に、始めた当初より上手になっているのがわかる。
彼の動画は他にも有って『もしも初心者がギターを10000時間練習したら?〜505時間目〜(新しいギターで練習) - YouTube』なんてのもあるんだけれど、こっちも始めた当初より断然良くなっているのがわかって見ている方も楽しい。
こんな楽しいなら、自分もやってみようかなと思ったのがきっかけ。
■なぜ本なのか?
単純にいうといままでたくさん読書をしてきたし、数でいうと間違いなく1000冊以上は読んできた。
ただ、それが漫然としている気がして、せっかくだから1000冊を目標に本を読んでみて、読む前と読み終わったあとのビフォーアフターを比べてみたいなと思った次第。
□運動的な方向で『アブローラー10000回やってみる』ってのも同時始動
本については、頭の中の問題で、もう一方で体の問題として、アブローラーっていう腹筋マシーンを10000回やってみて、同じ様にビフォア・アフターを見比べてみようと思っている(現在120回目)。これについては、結果報告をどこでするかは検討中。
■なぜ1000冊なのか
なぜこの数なのか?ということに関しては、何年か前に、堀江さんの『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (ノンフィクション単行本)』って本を読んだだってことと、これから読もうと持っている『1000冊読む!読書術』という本もあるくらいだから、本に関しては1000冊がひとまずの基準になるかなーと考えたというのが1点。
あとは、めちゃ頑張れば1年で達成できて、普通に頑張れば3年で達成出来る目標がいいかなと。まぁ期日は切っていないので、それも何と無くの基準だが。
■ただ読めばいいのか?
今回1000冊読むと決めたのだが、折角なので、ビフォア・アフターの差が大きくなりそうな効果的な読み方をしていきたいなと考えている。
方針としては、この本『知的戦闘力を高める 独学の技法』を参考に「知的戦闘力を高めるための読書」をしていこうと考えている。なんとなくで言うと、覚えるための読書ではなくて情報を集めて使える形にまで成形して、ストックするまでと一連の流れとするような読書の仕方をしようかと。
その中で、このブログをストック場所として、記事にする際にストック出来る形に成形してしまおうと考えている(まぁ途中からこのブログを書くために本を読むとかなりそうだけど)。
つまり、このブログも1000冊読んでみようって取り組みの一部になっている。
■取り組み全体を通して自分の強みを明確化する
「最近自分の強みを3つ持て」だったり「好きなことを仕事にしよう」ということを色んな所で目にするようになった(取る情報が変わったのもあるが)。
それに対して、強みになるほど没頭して好きなことってなんだろなと考えると「読書は寝食忘れるほどやるなぁ」と考えついたということがあり。
そのため自分の強みの明確化のためにわかりやすい『1000冊読んだよ~』ってのを作っておこうかなと。
「僕本たくさん読みます。」って言われてもナンノコッチャだしね。笑
■ひとまずの目標
これから、どんな頻度になるかわからないけれど、いくつかの分野に対して2つの種類の記事を上げていこうと考えている。
1つ目が、自分が読み返すための本のスクラップ(抜粋)。
2つ目が、ジャンルをまたいで読んだ本を元としたストック(考察)。
ということで、基本的に1つ目のほうの記事が最終的に1000になる予定。
まぁこんな感じで1000冊の本を読んでいこうと思う。
■関連する本
【知的謙遜について】自分が知らないことを知ることの大切さ
メンタリストDaiGoさんの本で知った言葉「知的謙遜」について考えてみた。
知的謙遜ってのは『自分が何を知らないかを知っているか?』ということで、その明確さで「この人は知的謙遜の能力が高い」といった使われ方をする。もともとどこで使われていた言葉なのかはわからないが、調べると企業における能力分析みたいなところで出てきたりする。
■知的謙遜が出来るという事は
企業で言うとGoogleが知的謙遜を採用の尺度にしているという記事を見かけたが、知的謙遜が出来る人を想像するとその基準は間違いではないように思える。
知的謙遜ができるという事は、自分が知らないという事を知っているという事。つまり、自分の知識を棚卸し出来ている人、物事を学ぶ準備が出来ている人ということとなる。
逆に、この知的謙遜がない人は、自分の知識を棚卸し出来ずに物事を「知っている」「出来ている」と思いこんでいる人、もしくは端から諦めて知ることを放棄している人ということとなる。
両者の間には大きな違いが有って、その要点を絞ると“この人は成長ができるか?”ということになると僕は考えている。
企業でいうと、学ぶ準備が出来ていない人が学ぶ準備が出来るまで待つより、学ぶ準備が出来ている人を採用する方が効率がいいので、Googleの基準は間違いではないだろうということだ。
■知的謙遜を有効活用するためには
『じゃあ、知的謙遜しようか。』ってなる(?)と思うが、ただやればいいということではなく、ちゃんと知的謙遜を有効活用するためには(?正しい言い回しか?)、3つの要点があると僕は考えている。
1.目的をもつこと
2.現状を整理すること(Outputする)
3.現状を受け入れられること
□1.目的を持つこと
知的謙遜は、何かしらの目的を持って動くことから始まると考えられる。
何かしら目的を持って対象に取り組む際は、現状の自分を知っておく(棚卸しする)必要があり、それが知的謙遜の始まりになる。
仮に、目的なしに知的謙遜のようなことをやってみたとしても、殆どが役には立たないだろうと思われる。
例えば、料理をしようとしたときに僕は「〇〇を作ろう」→「作り方を知らないな」→「作り方を知ろう」となるのだが、それは「〇〇を食べる」という目的のための知的謙遜(今回の場合は「作り方を知らないな」)である。
ただこのとき、目的なしに料理について考えると「物質って何で出来ているのか知らないな」とか「料理っていつの時代から有ったのか知らないな」なんてことも思い浮かべることが出来る。これらは「〇〇を食べる」という目的に対しては、ほぼ無駄であり、そのことを考えている労力も無駄である。
ということで、まずは労力を最小限に抑えるため、目的を持つのが良い。
□2.現状を整理すること
上記の例にもあるが、目的を持って行動を始めたときに一旦、自分が今の知識量でそれを達成できるのか?を考える必要がある。
それも、自分の労力を最小限に留めるためであるが、重要な点としては「なんの知識をつければ次に行けるのか?」を明確にすることが重要だ。
先の例でいうと「〇〇を作ろう」が「〇〇を食べる」まで達成出来ていないとすれば、その過程のどこかで知識不足が起こっていると考えて良い。
今回は「作り方を知らない」で有ったが、作り方を知った後でも、そのままスムーズに目的達成に行き着くわけではない(食材はどこで買えるのかわからない等)。そのため、都度現状を整理して、知識謙遜→知識の習得→実行をやっていく必要がある。
□3.現状を受け入れること
上記2点を行ったとしても、知的謙遜をしたとは言い難い状態がある。それは「自分は〇〇を知らない」ということを受け入れず、そのままの知識で目的を達成しようとしている状態。
この状態に陥った人は、結局、目的を達成できないのだが、その要因は自分自身の無知ではなく、その他何かしらの要因(他人のせい、自分の努力不足、等)によるものだと考えて処理してしまう人が多い。
この状態に陥ってしまった場合、再度知的謙遜をする流れに乗ることが難しくなりさらに抜け出すのが難しくなる。
そういった状態に陥らないためにも、常に自分自身の知識量について見直し、受け入れる必要がある。
■知的謙遜がない人とはかかわらなくて良い、かな。
あえて「この人は知的謙遜がないから避けよう」ということは無い。
ただ、今までの自分の行動を見直すと知的謙遜がない人から逃げるようにしているように見える。
知的謙遜がない人がどういう人かというと、そもそも自分が「出来ている」という認識しか持っていないため、話はほとんど通じない。
むしろ、余計なことを指摘するなと攻撃されることもある。
そういう人は仲良くできないので、逃げる。仕事では余計に被害を生むことがあるので、全力で逃げる。
急に知的謙遜が出来るようになったとして、
■何を言いたいのかというと「自分は何を知らないのかを知る能力も大切だよ」ってこと
色んなとこで「謙虚」であることの大切さについて言われているが、その内実はこの知的謙遜について言っているのではないかと考えている。
どんなに知識があろうと、自分の知識を顧みない人間は成長のしようがない。
そういう意味では、自分の知識をつける前に、自分が何を知らないのかを知っていることの方が重要だったりするのではないだろうか。
まずは、目的を持って、自分の知識の棚卸しをしてみよう。
■参考
『週40時間の自由をつくる 超時間術』メンタリストDaiGo
『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』ラズロ・ボック